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SPEC
正式名称は『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』と長いので覚えられません。😁
このドラマは2010年に放送された作品で、主演の戸田恵梨香さんと加瀬亮さんのコンビが本当に最高！ 最初はぶつかっている二人が少しずつ心を１つにしていく感じが大好き。 あとで知ったけど「ケイゾク」というドラマの後継？ドラマらしい。
物語の舞台は、警視庁公安部にある「未詳事件特別対策係（ミショウ）」。 世間では変死や原因不明の事件として処理されているが、 実は「SPEC（スペック）」と呼ばれる特殊能力を持った人間が関わっている事件を専門に扱う部署です。
戸田恵梨香さんが演じる当麻紗綾は、IQ201の天才でありながら、餃子が大好きでいつもボサボサの髪をしている変わり者。 そして、加瀬亮さん演じる瀬文焚流は、元SITの体育会系で、熱い正義感を持つタフな刑事。 この正反対の二人が織りなすコミカルでシリアスなやり取りが、見どころの一つ！
SPECホルダーと呼ばれる能力者たちとの息をのむような頭脳戦や、謎が謎を呼ぶ展開が本当にスリリングで、一度見始めたら止まりません！ 堤幸彦監督の独特な演出と、散りばめられた小ネタも良き。 当麻が事件を解決する時に、左手に持っているキャリーバッグから死んだSPECホルダーの能力を呼び出すあのシーン、ゾクゾクします。
連ドラだけじゃなくて、スペシャルドラマや映画もたくさん公開されましたよね！ 定期的にTVerで再配信されるので、見る機会はけっこうあると思います。
作品リスト
【第１話】甲の回 魔弾の射手
当麻と瀬文の初めての出会いと、未詳での二人の関係性が築かれていく重要なエピソード。 まず、瀬文がSITからミショウに異動してくる時の緊迫感！ そして、当麻が初めて登場するときの、あのキャリーバッグと大量の餃子、そして「ラミパスラミパスルルルルル」の呪文！ その全てが、このドラマの世界観に一気に引き込まれるきっかけに。
能力者が関わっていると思われる連続射殺事件を追う中で、戸田恵梨香さん演じる当麻が、 その天才的な頭脳で少しずつ事件の核心に迫っていく展開が本当に良き。
まだこの時点では、当麻も瀬文もお互いに警戒し合っている感じがまた新鮮。 最初は反発しあっていた二人が、事件を追ううちに少しずつバディとしての信頼を築いていく過程が丁寧に描かれているんですよね。
そして、最後にSPECホルダーを追い詰める時の、あの独特な映像表現とトリック！ ただの刑事ドラマじゃない、ファンタジーとミステリーが融合した面白さがぎゅっと詰まっていましたね。
【第２話】乙の回 天の双眸
瀬文（加瀬亮さん）が自分の信念を貫き通す姿と、 すべてを見通していて聴聞会をサボる当麻（戸田恵梨香さん）の対比が、 二人のキャラクターを際立たせていて良き。 戸田恵梨香さんの、あの達観した当麻の目つきが本当に大好き。
そして、神父の大島（佐野史郎さん）が持ち込んできた、 死刑囚・桂小次郎の「神の力」を持つという挑戦！ これが、ドラマのサスペンス性を一気に高めてくれます！
このエピソードの面白さは、死刑囚との時間との勝負、 そして「死体なき殺人事件」という難解なミステリーを解き明かさなければいけないという、二重のプレッシャーに当麻がどう立ち向かうか、という点にあります。
桂が言う「神の力」が、本当にSPECなのか、それとも単なるトリックなのか。 当麻が天才的なひらめきで、その裏にある真犯人の行動を見抜いていく過程が、本当に痛快でした！
この回は、警察内部の見えない圧力と戦いながら、 真実を追い求める当麻と瀬文の信頼関係がより深まっていくのも感じられて、大好きなエピソードです！
【第３話】丙の回 漂泊の憑依者
今回のエピソードは、特定の人間にとり憑き、感情や記憶を共有する「憑依」のSPECを持つ人物を追うストーリーです。 その能力によって、平凡な人々が次々と奇怪な事件に巻き込まれていく様子が描かれます。 誰にでも憑依できるのに「林実」という同姓同名の人に次々と乗り移っていくというストーリー展開が最高。
そして何より、戸田恵梨香さん演じる当麻が、餃子を食べながらも、その鋭い観察眼と卓越した推理力で、誰も気づかない真相に迫っていく姿がたまらない。 ラストの、当麻がSPECホルダーを前にして見せる、一瞬の冷徹な表情にはゾクッとさせられます。 物語の根底にある「SPECを持つ者の悲哀」を強く感じさせる、ミステリアスで完成度の高い一編だと思います。
それと対比して加瀬亮さんは、生身の人間を全面に押し出しているのも良き。
SPEC～零～/警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿
「零」は、連続ドラマが始まる前の当麻紗綾の過去が描かれたスペシャルドラマ。 本編では最初から左腕を負傷していましたが、当麻がどうしてあんな風に左腕を負傷したのか、 そして彼女の家族に何が起こったのか、その壮絶な秘密が明らかに。
普段の連続ドラマでは、どこかコミカルで飄々としている当麻が、家族を亡くした直後の計り知れない悲しみと孤独を背負っていて。 あの涙の演技や、彼女の運命が決定づけられる瞬間は、本当に画面に釘付けになりました。
そして、野々村係長（竜雷太さん）との出会いも描かれていて、あのコンビの始まりがわかるのもファンとしてはたまらない。
もしこれからご覧になる方がいたら、ドラマ本編をより深く理解するために、この「零」は絶対見てほしいエピソードですが、 もちろん本編が先なのは言うまでもないですね。
戸田恵梨香さんって、ああいうシリアスで重い過去を持つ役の時、本当にすごすぎませんか？ 戸田恵梨香さんを認識した記念すべき作品が「SPEC」です。